第59回企画展『香美アートアニュアルvol.3 -今を生きる表現-』
@香美市立美術館


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本展は、高知県にゆかりのある若手美術家を紹介するシリーズで、今回3回目となります。
山崎香織の8名による展示で、写真、絵画、立体、染織など、作家それぞれに「今を生きる」
多くの問題に向き合い、そこから魅力的な作品を生み出しています。

Gabomi.は、手レンズという独自の技法で、市販のレンズを使わずに手を使用して撮影
した写真を表現手段としています。上村菜々子は、主に白と黒を使い、心象風景ともいえる
独特の絵画が評価されており、さらに新しい表現を開拓しようとしています。
川鍋達は、地域おこし協力者として須崎市の活性化に寄与していて、その作品は立体と
平面が融合した色彩豊かな表現です。瀧石公子は、自画像を取り込んだ絵画が特徴で、
メランコリーな雰囲気が漂う画面を形作っています。谷口朋栄の作品は、特有の感性で
とらえた様々な女性の有様が展開されていて、はかなげで美しい絵画になっています。
玉井祥子は、音楽の世界から美術の表現へ移ってきた異色の経歴で、土佐和紙の特徴を
とらえて繊細で美しい抽象的な作品を伝統的な形式の軸装で表現しています。玉木かつこは、
主に鉄と樹脂を使い、空間を意識した立体作品を展示します。山崎香織は、大掛かりな染めの
技法で、様々な想いがその作品に込められていて、重層的で力強い作品を生み出しています。

このように、出品作家8名は、それぞれの表現で「今を生きる」多くの困難な問題と向き合い、
そこから個性的な作品を生み出しています。彼らの制作にかける熱い思いを受け止め、共に
生きる今を共有していきたいと思います。これらの意欲的な作品を、ぜひご覧ください。


●会期
2015年7月7日(火)〜8月16日(日)
午前9時〜午後5時(入館は午後4時30分まで)
入場料:一般310円 高校生以下無料
休館日:毎週月曜日(月曜が祝日の場合は翌日)


●会場
高知県香美市土佐山田町262番地1
電話番号:0887-53-5110

JR土佐山田駅下車 徒歩約15分
高知自動車道南国ICより、あけぼの街道経由約15分
国道195号線添いの、県立山田高等学校東側信号を北進、八王子宮境内西隣
高知龍馬空港より、約15分