山下良平 個展『EARLY BIRD』@DMOARTS

山下良平個展「EARLY BIRD」


一貫して「躍動」をテーマにビジュアル作品を発表する山下良平。
ランナーやスイマー、ダンサーなどの動きを大胆に捉えた作品を
中心に描く一方、日の出の瞬間を描写したHorizonのシリーズや、
モデルを瞬時に描くドローイングなど、多彩な作品を発表し続け
てきました。FM802のアートプロジェクト「digmeout」と、
JR西日本グループのコラボレーションで実現し、昨年6月から
運行中の「OSAKA POWER LOOP」号のアートワークを担当
したことも記憶に新しいところです。

本展では、縦横無尽に宙を飛ぶ鳥のような視点と自由なストローク
で描かれたエネルギッシュな絵画作品を多数描き下ろし。
視点を変えながら躍動する物質を捉え、動きの本質に迫った新作
を展示します。SMサイズからB1号サイズまでのオリジナル作品、
人物ドローイングに加え作家最新のイラストレーション原画も
いち早く展示。その他iPhoneカバー、2015年カレンダー、人気の
サムライタイツ等のグッズも販売します。


●展示期間
2015年7月22日(水)〜8月4日(火)
時間:10:00〜21:00 ※最終日のみ18:00閉廊
レセプションパーティー:7月25日(土)18:00〜21:00
※入場無料


「本物を観る」「スケッチする」という行為を今まで以上に
大切にした展示となります。
可能な限りロケーション地へ出向いたり、モデルを目の前に
大量のスケッチを繰り返すことで五感をフルに使った表現へと
むすびつけました。とくにムービングクロッキーは動き続ける
人物を描くというもので、シンプルな線の一本一本が生命を
持ったかのように躍動しています。

対象をしっかり観察して描くという基本に立ち返った表現の
リアリティ、荒さと緻密さの表現のコンビネーションが絵に
エネルギーを吹き込み、山下作品の真骨頂である躍動の表現
へとつながっていくさまをぜひ原画でご覧下さい。

今回の個展では二ヵ月前からほぼ毎日一時間ほどのワークアウト
に出かけて同じ風景を見るということを続けてきました。
日々表情を変えるパノラミックな景色の中に身を置くことで
見えてくるもの、感じることを素直にキャンバスにぶつけて
みたくなったのです。アーティストとしての健康維持も兼ねての
実験的な試みですが、こういったことが作品にどう現れるのかも
楽しみとなります。
             山下良平






「躍動」を一貫したテーマに絵画作品、イラストレーションを制作。
2008年digmeoutオーディション通過。
マガジンハウス「Tarzan」表紙イラストをはじめ、ナイキなどの
ビジュアル制作や、 音楽フェスSUMMER SONICでのライブペインティング、
横浜マラソン2015公式ビジュアル作成など、アートディレクションを含めた
活動にも力を入れる。


●会場
大阪市北区梅田3-1-3 (LUCUA 1100 B1F)  
電話 06-6485-7341