KUNST ARZTさんで開催されてました、
石場文子 個展に行きました。
 
ベッドの上に白とストライプ柄のクッション、
そして赤、青、白、黄色の正方形。
 
一見するとベッドの上に座って撮った写真に正方形を
コラージュしたように見えましたが、
実は、ミニチュアのベッドにミニチュアの白のクッション、
そして各色やストライプ柄の正方形の紙を配置し撮影した作品です。

石場文子 個展1

 
石場さんは何かを目にすると形や物の認識より先に色だけが
先行して認識するのだそうで、それが何かというよりも色で
表現したのがこれなのです。
 
写真で見ると立体のクッションだと思っていたストライプ柄の
クッションも実はペラペラの紙。

石場文子 個展3

 
さらにソファーの写真もあり、同じように撮ったのかというと、
これは実物大のソファーを使ったんだとか。
 
石場文子 個展2

 
人の先入観というのは非常にあてにならないものだということがよくわかりました。
彼女のモノを“意識”させる試みは、なかなか興味深いという印象です。
 

 
●会場
京都市東山区夷町155-7 2階 
電話 090-9697-3786
12:00~19:00(最終日17:00まで) 
月曜日休廊 ¥無料