ウェスティンナゴヤキャッスルで開催中の
ART NAGOYA 2015へ行ってきました。
印象的な作品を簡単にご紹介させていただきます。
 

・太田祐司さんの『ルチオ・フォンタナの新作をつくる』。
フォンタナの新作?どういうこと?と思いますが、
太田さんの作品のテーマは『嘘』。
世の中に溢れている嘘には必ず対象があって、
それが今回のルチオ・フォンタナの新作です。

太田祐司1

 
彼の表現はフィクション性に富んでいて、
イタコのおばさんにフォンタナの霊を憑依させ、
そのおばさんがキャンバスにペインティングをしたり
カッターナイフで切り裂いたりしたフォンタナらしい作品が展示されています。
霊が舞い降りた後のインタビューから制作過程まで収めた映像も作品です。
(イタコのおばさんは劇団員だとか…w)

太田祐司2


 
・最近まで学生だったという田島大介さん。
彫刻を学んできたが大友克洋に影響を受けたという絵は、
廃虚化した高層ビルと巨大な女の子がモチーフになっています。

田島大介

 
・代表的な紐の作品は黒川彰宣さん。
しかし横にあったタマネギのようなフクロウが面白かったです。
この形の芯、実はマトリョーシカのベースなのですが、
芯に向かって剥いていく行為はタマネギにも似ているが、
そのまま保持していると成長して芽が出てきてフクロウみたいに
なったというイメージの『しろもの栽培』という作品です。

黒川彰宣

 
LUNA..CLIP..さんという男女2人のユニットの作品は、
廃材のダンポールを数センチ四方にカットし、
断面が見えるように接着していき立体物にするというもの。
大きいけど断面から透けるので圧迫感が無く軽い。
しかも出来上がった形が可愛いのでアートに無縁な方でも
わかりやすい作品です。
お子さんらにワークショップ活動もされています。
ジルダールさんのバスルームは毎年愉快ですね♪

CLIP1

CLIP2

CLIP3



・手捻りでユニークな曲線を表現された陶器は竹村友里さん。

竹村友里

 
・ベッドの上に配置された可愛い衣類は木彫に着色された三輪途道さんの作品。

三輪途道

 
・シャープペンシルで筆跡がわからない程に丁寧に描かれた作品は木村環さん。

木村環

 
・板ガラスを何層にも重ね合わせて削る積層ガラスの技法を用いた
小島有香子さんの作品。デザインが美しく、アクセサリーも魅力的でした。

小島有香子


 
・刺繍する犬さんは、コンピュータの基盤が好きで、
それを刺繍で表現するという作品です。

刺繍する犬1

刺繍する犬2

 
・丸くなったウサギが印象的でしたが、今回は奈良の鹿をモデルにした絵に
刺繍を施した佐藤香菜さんの作品。

佐藤香菜1

佐藤香菜2

 
・ガラスの玉の一部が破れてそれを縫ったり、
クリップでつまんでみたりというユニークな作品は丹羽聡子さん。

丹羽聡子

 
・妖艶な佇まいの磁器製の人形は羽鳥聖子さんの作品です。
赤い子は手と背中の一部が金魚の鱗になっています。
白い髪の作品の目はインタリオ(黒目を凹ませる)という表現で、
見る角度により目の表情が大きく変わります。

羽鳥聖子1

羽鳥聖子2

 
・八太栄里さんの絵は昨年から写実的に描き込みされぐっと良くなりました。

八太栄里

 
坂根輝美さんが描く、美人画は非常に透明感があって麗しかったです。
繊細に描かれた日本画でした。

坂根輝美1

坂根輝美2

 
富田美樹子さんの個展となっていて、毒々しさ、厳つさ、
美しさを併せ持った陶芸作品です。
形作りは2割で8割程は絵付けにかかるそうで、絵の具によるものではなく
ガラスを接着して焼いてできる色なんだそうです。
和室はもちろん展示次第でどんな場所にも映えそうな魅力でした。

富田美樹子1

富田美樹子2




■名称 ART NAGOYA 2015
■開催日時 2015年8月1日(土) 11:00~19:00
2015年8月2日(日) 11:00~18:00
■会場
ウェスティンナゴヤキャッスル 9F フロア
〒451-8551 名古屋市西区樋の口町3-19
TEL:052-521-2121
※公共交通機関のご利用をお勧めします。(access)
■出展ブース数 26ギャラリー
■入場料 1,000円 (一般公開日1日間有効/ホテル内割引有り)