松浦浩之個展『Super Acrylic Skin- Trigonal Clone』@東京画廊+BTAP


松浦浩之
<Meteor Over Drive>(2015)アクリル、プラチナ箔、金箔、キャンバス、130.0 x 195.0cm


松浦浩之は1964年東京生まれ。1984年からデザイン会社に勤務し、
グラフィックデザインの業務に携わります。
1999年より「日本のキャラクター文化」をテーマに作品を制作。
2005年に東京画廊で開催された個展『Super Acrylic Skin』で
アーティストへと転身し、以降、絵画、立体、版画など作品の
形式を広げながら、国内外で作家活動を行っています。
本展は、東京画廊+BTAPでは実に5 年ぶりの個展となります。
昨年、髙島屋日本橋店、新宿店、大阪店の三会場で開催された
巡回個展では、幅4メートル弱に及 ぶ大作<風神雷神龍王召喚図>(2014)
を発表しました。俵屋宗達の<風神雷神図屏風>を模倣した同作は、
日本の平面文化の装飾性や、躍動感のある構図を意識したものでした。
一方、本展で展 示される作品は、プラチナム箔や金箔を基調とした、
無機質で静謐な画面が特徴的です。彩度を抑 えた色調を用いつつも、
松浦の真骨頂である緻密な構図は健在です。浮世絵にも似た大胆な色面の
構成によって、その画面は圧倒的な力で迫ってきます。
「Trigonal Clone」は、本展のために制作された 120号 3枚組みの
新作のタイトルです。三人の女性 を描いた本作品で、松浦はモチーフを
静的に配置し、これまでとは異なる作風へ踏み出しつつあると言えるでしょう。
本個展での初公開となりますので、どうぞご期待ください。


●会期
2015年9月12日(土)~10月17日(土)
日、月、祝閉廊
11:00~19:00 (土曜日11:00~17:00)
¥無料

オープニング・レセプション 2015年9月12日(土) 16:00〜18:00


●会場
東京画廊+BTAP|東京
東京都中央区銀座8-10-5 第4秀和ビル7階
TEL: 03-3571-1808