古川弓子『灰かぶり』|マキカオル『Between Mirrors』@ozasahayashi_kyoto


古川弓子


古川弓子:『灰かぶり』
新作インスタレーション『灰かぶり』は、2003年に「大地の芸術祭 越後妻有
アートトリエンナーレ」に て伝承文学を題材に制作した『粟福と米福』の
一連の作品、2014年の故郷「福島」の変容を表した立体、 そして『灰かぶり』
を再読し制作した作品です。
『粟福と米福』はシンデレラ物語に似た地方に伝わる昔話。
またシンデレラは和名で『灰かぶり』という。そして会津出身である古川に
とって『灰』が『放射能』とい う隠喩にも感じとっている。2015 年に在る
古川は、二人の娘の義理母という立場になっている。『粟福と米 福』から12年
というひとつのサイクルを巡って、新旧の作品を組み合わせ、古川は再度
『シンデレラ/灰 かぶり』の意味を問います。『見えにくい世界が広がっていく
なかで、本質を見抜くためのガラスの靴はどこ だろう』と。
 


マキカオル


マキカオル:『Between Mirrors』 ヒカリと影の反射、水、氷、風、
天候そして樹々の葉など、自然のエレメントが生み出す現象の変容。
その 再定義を知覚体験と反影を通して問いかける作家、マキカオル。
新作『Between Mirrors』は、今年の5月 北欧アイスランドの
レジデンシーに滞在して制作された作品です。陽が完全に沈まない
白夜のヒカリがも たらす世界は、内窓にいくつも重なった幻想風景
を創りだします。しかし眼に視えている風景は現実に存在 している。
マキが捉えたのは、鏡のなかの鏡が延々と映し出してゆくような
終りなき静謐な青い世界。それ は生理的であり感情的でもある
paradoxical camouflage( 逆説的なカモフラージュ )。
そして時間とともに 失われる事象のなかに身を置きながらも、
自身が感じ、触れて呼び覚まされた意識と記憶のビデオインスタ
レーション作品を新作写真5点とともに発表します。


アーティストトーク:10月2日[金]19:00 ‒ 20:00
作家 : 古川弓子 + マキカオル
Guest Speaker : 小崎哲哉(『REAL TOKYO』『REAL KYOTO』発行人兼編集長)



●会期
2015年9月19日(土)~10月24日(土)
13:00~19:00
日・月休廊


●会場
京都市中京区亀屋町175−8
営業時間 :13:00-19:00
営業日 :火〜土曜日
TEL: 075-744-6108

アクセス :地下鉄烏丸線・東西線 烏丸御池駅より 徒歩10分、
地下鉄烏丸線 丸太町駅より 徒歩7分