田村研一 展『画業(がごう)』@ギャラリーモーニング


誰に教わったわけでなく
意思でもなく
毎日自動的に描くことに追われてます。

良い絵だの悪い絵だのはもうどうでもいいのです。

遠く遡れない因果で決められた軌道を一途行くだけなのです。

田村研一

田村研一
    プラスチックファンタジー 500号


テーマについて
どの時代にも人間は普遍的にあるイメージを共有しているように思えます。
天災による悲運をテーマにすれば最も身近に起こった災害を連想します。
それぞれが縋る崇高なものを守るため異なる正義の相違が戦争になります。
そんな趨勢の轍に名もなき人々は轢かれていきます。
100 年以上前のフリードリヒの氷海をみたときもジョンマーチンをみた
ときも既視感を感ずるように人の本質はなんにも変らないことに気付かされ、
そしてレンブラントのヘンドリッケェへの愛情をを350 年後に追想することができます。
アナログな絵画はどんな再生装置も必要とせず個人的なドラマを色褪せず
時代を超越して直接伝える絵画芸術の素晴らしさを再認識していた頃に結婚をして
命を授かりました。こんな画家崩れの親の元に生まれた子が哀しく愛おしく
余りに未熟な自分が親になるのは滑稽でもありました。
日々の奇跡を形にできるのなら絵画が命を賭すに値するものと確信しました。
数年後その子供も絵に登場させてみました。
近所で噂のヤブ歯医者によって錆びた巨大抜歯機で虫歯を抜かれる子役で、
何年後かに奇妙な愛情を追想してもらえたらいいのですが…


【会期】2015年10月20日〜10月25日

【入場】無料


●会場
京都市東山区三条通白川橋東入四丁目中之町207
電話 075-771-1213
※月曜休廊
12:00~19:00(日曜日17:00まで)
¥無料