林葵衣 展『水の発音』@アートスペース虹


他人がふとこぼした「water」という単語が、思いがけず美しかった。
人ごみの中で一瞬だけ聴こえた声に、ずっと心惹かれている。
これまで、思い通りにならない身体の仕組みを反復のズレを用いて
可視化する作品を作ってきたが、今回は人体の中の「声帯」に焦点をあてている。
声帯が振動することで音が鳴る、すぐに消えてしまう声を可視化させ、
残しておきたいという欲求から作った作品を展示します。


 水の発音


【statement】

生活のなかで、思考と体験、視覚と触覚などのあいだに、思いがけないズレを感じ、
驚かされることがある。
体は体の形態をしていても、内側では、細胞をつねに更新し続けている。
熱が出る、髪がのびる、怪我が治るなど、自分の意識とは別の規則性によって、
身体が行うオートマティックな機能に気付くたび、体はすべてが自分のものではなく、
絶対的に介入できない仕組みを持っていると実感させられる。
身体の介入できない仕組みを可視化することで体外に存在させ、体感することでズレを
より認識し、限りなく自分の意識に引き寄せ、観察することを目的としている。



作家略歴
1988  京都府出身

2011  京都造形芸術大学 情報デザイン学科 映像メディアコース 卒業

2013  京都造形芸術大学 修士課程 修了


【Exhibition】
————————
Solo Exhibition

2014 「Public Score」/ つくるビル・京都 
2013 「OverLay」/ gallery near・京都
2011 「RE 」/ C.A.P. STUDIO Y3・神戸
2009 「カラダカラニジムコエ」/ Galleryはねうさぎ・京都
2008 「メヲアケテミルユメ」/ Galleryはねうさぎ・京都
———————-
Group Exhibition

2015   「Calendar for 2016」/アートスペース虹・京都
      「timelake-時間の湖-展 in 新風館」/ 新風館・京都
      「imelake05 森の中の湖展」Art Spot Korin・京都
2014   「TAKE OUT ART -アートを“お持ち帰り”する小作品展- 」/ gallery near
2013   「京都造形芸術大学 卒業展 大学院修了展 2012」/ 京都造形芸術大学
     「京芸 Transmit Program #04 KYOTO STUDIO」/ ギャラリー@KCUA・京都
     「SNIFF OUT 2013」/ インテックス大阪
     「tokonoma展 -Japanese “TOKONOMA” Style Exhibition-』/ gallery near・京都
     「脈 vol.3 ととと」/ Gallery PARC・京都
     「Kyoto Current 2013」/ 京都市美術館別館
     「TAKE OUT ART -アートを“お持ち帰り”する小作品展- 」/ gallery near
     「almanac 11「depositors meeting 11」 」/ art & river bank・東京



●会期
2016年3月1日(火)〜3月6日(日)
11:00〜19:00
※最終日のみ18:00まで


●会場
京都市東山区三条通神宮道東入ル東町247
Tel.&Fax. 075-761-9238
※月曜休廊
11:00〜19:00