新宿高島屋10階美術画廊で開催中の、林茂樹 展『Unfolded Ceramics』
に行ってきました。

Unfolded Ceramics1

 Unfolded Ceramics2

イメージしたものを粘土で原型を作り、型をとって石膏を流し込んで作った
石膏パーツを更に細かく調整し、その第二原型を石膏型とったものに
磁器の素材を鋳込みするといった工程で形になっていく手の混んだ手法です。
これは伝統的な技法ではあるものの、基礎的なこと以外はほぼ独学で研究
されているのです。

Unfolded Ceramics8


 
いままでにも、赤ちゃんや幼児にバイクや近未来的なコスチュームを
ミックスさせたユニークな作風で、やきもの作品に対するイメージが
覆された作家さんです。

Unfolded Ceramics9

Unfolded Ceramics10

 
今回の展示では、今春のアートフェア東京で出展されていた、
70ものパーツから出来ている作品1号と2号の完成品に加え、
そのパーツを生み出した石膏型そのものも展示されています。
本来は石膏型などは作品を作るための道具に値するものなので、
必要な内側以外は歪であったり汚れていたり欠けていても平気だと
思うのですが、彼曰く、美しいパーツは美しい道具から生まれるという。
作品を作るための道具を見せるという前提も含めてのこだわりは、
自然と作品そのもののこだわりにつながっているのはわかります。

Unfolded Ceramics3

Unfolded Ceramics4

Unfolded Ceramics6

 
作風も工程もとても興味深く、ここでは語りつくせないので、
詳しくは9月発行の隔月刊He-artのインタビューをご覧ください。
ちなみに、この展覧会は後に大阪でも巡回されますが、
発掘された土器のように石膏型がずらっと並ぶ展示は今回のみなので、
この機会をお見逃しなく!!
会期は、7月25日まで。