横溝美由紀  個展『集積・』@ozasa_kyoto


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これまで時空間と光にこだわったインスタレーション作品を得意としてきた
彫刻家の横溝美由紀。今回、彼女が挑むものは平面作品だ。

平面という形式は絵画といえるが、横溝はそれを彫刻だと断言する。
平面的な絵画といえども物質。彫刻を制作する方法論と同様な手法で形作る
絵画は彫刻となる。
横溝の場合、描くというよりは積み上げて行く行為の集積といえる。

水平と垂直の無数の線の交わる場に、時間を封じ込めた。その作品群を観た時、
過去に観た彼女のインスタレーションを平面に置き換えて、再構築しているような
印象を受けた。
イリュージョンが展開する絵画空間に、その物質性と時間を封じ込めたのが、
横溝美由紀の彫刻的絵画世界だといえよう。
加藤義夫(キュレーター/美術評論家) 


●会期
2016年11月4日(金)~12月4日(日)
12:00~19:00


●会場
京都市上京区堀川通り今出川南  西陣織会館  西館207(西陣産業会館)
営業時間 :12:00~19:00
月・火・祝  休廊
TEL: 075-417-4041