小林舞香 個展『最後の夜』@guild【PRESS】


展示会場に入ると、そこは一筋の光も見当たらない真っ暗な部屋。
「作品それぞれに“最も明るい場所”があり、そこに光を当てている
時こそ その作品が最も美しく輝く時だ」そう気付いたのは2015年2月、
同ギャラリーで照明の調整に納得がいかず、数時間苦戦している時だった。
あの作品には丁度良い照明の配置だが、この作品が死んでしまう。
全ての作品が「生きる」照明の配置は無いのか。
「一旦全部照明を落としてください」 そうして真っ暗になった会場で、
何気なく点けた懐中電灯に照らされた1枚の作品が、私に新しい
展示の形を示した。
今回は「最後の夜」と題して、決して忘れられない絵画展を光と闇の
交錯で演出する。

最後の夜

 
《GUEST》NAOKI NAGATSUKI (フォトグラファー)
2004年から独学で撮影の世界に足を踏み入れ、
フォトグラファーとして活動開始。
インテリアデザイナーの経験から、空間を組み合わせて
シャッターを切る。
独自の空間と色彩の感覚を用いる。台湾と日本を拠点に
ポートレートを撮影、展示も行い、雑誌、書籍、
CDジャケットデザインと撮影、ブランドプロデュース、
電子写真サイトなどで活動中。



小林舞香

東京都出身。 アクリル絵の具を使用し、手描きによる精密な写実画を
特徴とした作品を制作。大学は心理学を専攻し、在学中は二科展など
公募展への提出を目安に作品を制作するに留めていたが、大学3年で
中途退学し、デザイン専門学校に入学。人生の軸をイラスト、
絵画制作に置く決意をする。
2009年に卒業後、そのままフリーランスイラストレーターとなる。
2010年のニューヨークでの個展を皮切りに画家としても本格的に
独自の世界を展開し始め、展示活動によるプロモーションに比重を置く。
2016年現在まで、画家としては全国各地での個展開催に併せ、壁画制作、
舞台美術、TVドラマ美術提供、ブランドや企業との商品コラボレーション、
音楽アーティストへの作品提供などイラストレーター活動を多岐に浸透させる。
2015年より海外での作品展開を意識し始め、2017年にワシントンD.C.での個展、
ニューヨークでの展示、アメリカのティーカンパニーとのパッケージコラボ
レーションが既に決まっている。
今後も個展やイベント等で、展示の機会を国内外に広げていく。


2016p



●会期
2016年11月17日(木)~11月29日(火) 
11:00~19:00
※水曜日定休 
入場料 ¥500


東京都目黒区自由が丘1-20-8
TEL: 03-3724-1238