宮田彩加 個展『裏腹のいと』@Gallery PARC


『エラー:失敗の行為によって新たな価値観を生む』ことを大きなテーマに、
『生物の形態や、物事の発生や進化の在り方を呼応させた作品づくりをしている。』
といいます。
作品におけるバグやエラーには、生物進化における特異点を、糸の連なりには
多様性と連続性による生命の系譜を見ることができます。
また、「プログラムとバグ」による「分かっていること:分からないこと」によって
あらわれたイメージは、『見たことのある:未知なるもの』をにカタチを与えた
ものであると言えます。

本展では、宮田のMRI脳画像の「空白部分」をゼンタングル(幾何学や波形などの
簡単なパターンを反復することで、図柄を埋めていくメソッドの一種)により装飾し、
そこから刺繍へと展開させた新作や、骨と風景、絨毯と世界地図など、身近な存在
のもの同士を組み合わせをモチーフとした作品、『WARP』や『Knots』シリーズの
過去作品を一堂に展示いたします。



裏腹のいと



私が私であると認識するための身体や世界は、身近な存在であるにも関わらず、
実際には目視することはできない。
それらを刺繍という物質的な行為で全容を視野に収めようと試みる。
しかし、そうして出来上がったものには本質的な姿はなく、またそれも表象を
なぞっただけのものである。

宮田彩加 / Sayaka MIYATA  



●会期
2016年12月10日(土)~12月25日(日)
11:00~19:00
月曜日休廊・金曜日20:00まで・最終日18:00まで



●会場 
Gallery PARC(ギャラリー・パルク)
〒604-8082 京都市中京区三条通御幸町弁慶石町48 三条ありもとビル2階
Tel・Fax:075-231-0706
月曜休廊   11:00 ~ 19:00 
*金曜日は20:00まで   最終日は18:00まで
阪急河原町駅より徒歩10分 / 三条京阪駅より徒歩10分
地下鉄東西線京都市役所前駅より徒歩3分