COHJU contemporary art（コウジュコンテンポラリーアート）で開催中の、
大和美緒 個展『VIVID - STILL: 静か。鮮烈で_』に行ってきました。





 

現時点での代表作とも言える『REPETITION RED（dot）』シリーズの
画面は裂けた繊維や薄切りの牛肉を思わせるが、キャンバスの端から
一列ずつアクリル絵の具で小さな赤い点を配置していき、一列が埋まると
改行しては上の点の下に配置するということを繰り返してできた画面だ。





その工程を聞くとまるで機を織るようなイメージにもとれる。
作品の天地は完成してから決めるといい隠されたコンセプトというのも特に無く、
ただ無心に配置された点が画面を作っている。



 

学生の頃から描いていた赤の他に、今回は青（メタリック）バージョンの
大作も奥正面に構えている。
色が変わると印象も変わり、対で見てみたいと思った。
 

この他にも鍾乳洞をCADで描いたような線の作品『REPETITION BRACK（line）』
や、ガラスに色鮮やかなインクの滲みを定着させた『FLORA』という全く
テイストが異なる作品も楽しめる。



 

会期は、1月18日まで。

また、本展はGallery PARCでも同時期の1月22日まで開催となっている
ので併せて行くのがオススメです。

 

●会期

2017年1月14日（土）～2月4日（土）