橋爪彩個展『Girls Start the Riot』@ポーラ美術館


Girls Start the Riot
     油彩/パネル 130.3×194.0 cm 高橋コレクション


19世紀から20世紀の西洋絵画の優品を収蔵するポーラ美術館が、
初回展示としてこの作家を取り上げる理由は、卓越した描写力と
独自の世界観を通じて、西洋絵画への絶え間ない問いかけを、
橋爪が続けている点にあります。
 
本展のタイトルは、橋爪が伝統的な西洋絵画のアップデートを
試みるシリーズ「After Image」(2010年-)における、初期の代表作
《Girls Start the Riot》(2010-2011年)に由来しています。
橋爪は、精緻かつ丹念な模写を特徴とした絵画を制作し、約5年間の
滞欧生活を経た後にボッティツェリやカラヴァッジョといった
伝統的な西洋絵画の翻案、近作ではゴッホやマグリット等を
テーマにした作品に取り組んでいます。
 
《Girls Start the Riot》(2010-2011年)は、セザンヌの静物画を
モティーフにした作品です。伝統的な西洋絵画のイメージの中に、
顔の見えない3人の少女が無遠慮にも入り込んだ情景を、
「暴動(=Riot)」と形容した橋爪は、西洋絵画の伝統や権威に
対しての抵抗を明確に示しながらも、まったく新しい現代的な
息吹を自作に与えることを意図しています。
本展では、「After Image」シリーズの原点でもあり、マニフェスト
でもあった《Girls Start the Riot》を出発点として、このシリーズに
おいて橋爪の描いた、現在に至るまでの軌跡をご紹介します。


【出品リスト】
1. Girls Start the Riot
2010-2011年 油彩/パネル 130.3×194.0 cm 高橋コレクション
2. Toilette des filles
2011-2012年 油彩/パネル 112.0×162.0cm 個人蔵
3. Esther
2012年 油彩/パネル 100.3×72.8cm 個人蔵
4. Two Sisters
2013-2014年 油彩/パネルにエマルジョン地 162.0x130.3cm 国立国際美術館
5. RED SESSION
2013-2014年 油彩/パネルにエマルジョン地 162.0x130.3cm 株式会社ポーラ
6. La fille de l'homme
2015-2016年 油彩/パネルにエマルジョン地 100.0×72.8cm 個人蔵
7. Les amies
2016年 油彩/パネルにエマルジョン地 100.0×130.0cm 高松市美術館
8. This isn't Happiness
2017年 油彩/パネルにエマルジョン地 80.4×60.7cm 個人蔵
9. Princess at Work
2017年 油彩/パネルにエマルジョン地 60.7×45.6cm


●会期
2017年10月1日(日)〜2018年1月8日(月)
9:00〜17:00

●会場
〒250-0631 神奈川県足柄下郡箱根町仙石原小塚山1285
TEL 0460-84-2111