中村鱗 個展『Never Let Me Go』@乙画廊
見渡せば、ディストピアなのかなと思いつつ、現実の生活は、
グリーンネックレスが風に揺れ、猫が鳴き、砂糖の焦げる
香りが台所からたつ、穏やかな時間が流れています。
グリーンネックレスが風に揺れ、猫が鳴き、砂糖の焦げる
香りが台所からたつ、穏やかな時間が流れています。
ここ2年くらいでしょうか、自分にとっていいなと思う絵は、
キャンバスから筆を通り、自らの身体にまでに距離感がある、
幽体離脱して遠くから眺めるような感覚を覚える作品なのでは
ないのかという気がしています。
キャンバスから筆を通り、自らの身体にまでに距離感がある、
幽体離脱して遠くから眺めるような感覚を覚える作品なのでは
ないのかという気がしています。
距離感のある作品とは、過去・現在の体験や、影響を受けた
色々なこと、未来へのバトンという使命……、
それらを内に秘めるほどに絵が重層化していて簡単には近づけない、
畏怖さえ感じさせる優しい孤独な作品です。
上手く言えませんが、第三の世界をのぞいた気になれる、
でも「鍵は開いてるからいつでも好きな時に入っておいで」と
迎え入れてくれる大らかさを持っているものです。
色々なこと、未来へのバトンという使命……、
それらを内に秘めるほどに絵が重層化していて簡単には近づけない、
畏怖さえ感じさせる優しい孤独な作品です。
上手く言えませんが、第三の世界をのぞいた気になれる、
でも「鍵は開いてるからいつでも好きな時に入っておいで」と
迎え入れてくれる大らかさを持っているものです。
そして、歳を重ね、死に向かっていくのに、あの世に持って
いけるのは記憶だけだと実感するようになりました。
わたしは愛や友情、心を駆け抜けた嬉しいことや悲しいことといった、
かけがえのない大切な記憶を描いていきたいと思うに至りました。
いけるのは記憶だけだと実感するようになりました。
わたしは愛や友情、心を駆け抜けた嬉しいことや悲しいことといった、
かけがえのない大切な記憶を描いていきたいと思うに至りました。
今回は、写真家Ayako Fukusakoの「ホテルシリーズ」に着想を得て、
非日常のシェルターであり、体だけはひとりきりにならない場所
『ラブホテル』を題材にした、油彩と木炭画。
もう一つ、自身の回りをモチーフにした『まいにちにっき』
シリーズを展示します。
非日常のシェルターであり、体だけはひとりきりにならない場所
『ラブホテル』を題材にした、油彩と木炭画。
もう一つ、自身の回りをモチーフにした『まいにちにっき』
シリーズを展示します。
●会期
2017年11月24日(金)〜12月2日(土)
2017年11月24日(金)〜12月2日(土)
11:00〜18:00(日・最終〜17:00)
入場無料
★25日(土) 15:00〜 レセプション
●会場
530-0047 大阪市北区西天満2丁目8-1 大江ビルヂング101
TEL 06-6311-3322
日曜休廊
コメント