山口聡一 個展『dimensions』@EUKARYOTE


山口 聡一 個展 dimensions


山口聡一は少年期に強い印象を覚えた錯視の体験を原点に
絵画制作を続けており、東京藝術大学在学中の2006年に
「GEISAI#9」にて金賞とhiromiyoshii賞を受賞、2008年には
モスクワビエンナーレへ参加、以降は香港や台湾で継続的に
作品を発表し、独自の色彩感覚と描写力による鮮烈で
オプティカルな作風は、国内外の場で鑑賞者を惹き付けています。

遊園地などにある巨大迷路、そこに入っている状態の人と
高台の物見席からそれを見る人とでは同じ巨大迷路を見ていても
見え方がまるで違ってくる。
巨大迷路に入っているひとにはまるで2次元の世界を
体験させられているように感じるのに対して、高台からそれを
見ている人には3次元で迷路の構造が見えている。
迷路のゴールを目指すのに次元の違いによって難易度は随分変わるだろう。
私達がものを見るときに当たり前のように解釈している次元的な
捉え方を変えてみると見慣れたものも新鮮に感じたり、
違和感を覚えたり見慣れないものになり得る面白さを感じ、
次元というキーワードを基にものの見え方、捉え方を探っていきます。
探求はキャンバス内に止まらず、現在はレリーフ状の支持体や
立体での作品制作にも取り組んでいます。
本展が初めての発表の場となる陶器を素材とした作品は、
絵付けした器を砕いて平面へと分解し、更に展開図のように組み変えて
再構成するなど、平面から立体、更に平面へと次元を行き来させる
複雑な実験を重ねており、視覚で認識できるものに対する純粋な
問いかけと共に新しい知覚を探っています。
カラフルでポップな華やかさと、奥底にある違和感といった
魅力を併せ持つ山口聡一の新たな展開を、是非ご高覧くださいませ。


●会期
2018年3月2日(金)~3月25日(日)
12:00~19:00

●会場
EUKARYOTE
〒1500001 東京都渋谷区神宮前3-41-3