國久真有 個展『IF ANYWHERE』@創治朗


國久は、服飾デザインと空間デザインを学ぶためにロンドンへの
留学を経験しましたが、その過程で大画面の抽象表現主義の
絵画作品と出会い、それまで見たことのない空間への認識を
発見します。

衣服や住居のように、人体を取り巻く空間を構成したりそこに
干渉するには、必ずしも三次元的アプローチが絶対であるわけではない。
絵画の四角く制限された平面が、直接に空間操作をするような
三次元的な手法以上に、思いもよらぬ空間認識をもたらすことがありえる。
こうした発見から國久の絵画への取り組みが始まります。


國久真有



これまでの10年は、これからの10年に向けての身体と精神が
健康でいることのベースを作りました。
心身の健康状態は、私の作品に影響を与えます。
日光を浴び良い睡眠をとることは、伸び良い私の線となり、
それらが絵画を作ります。
近年は人体を軸にし、腕のストロークと遠心力を利用して描く
手法を利用したwit-witシリーズという絵画を制作しています。
絵画(四角い平面)は何次元ものことを平面にとりこめるという
特性があります。
四角い画面がイリュージョンを示すまで様々なドローイングをしました。
それらが身体を通じ、私の絵画と成ります。
この絵画シリーズは、(ひとつ)の結果としての四角い平面絵画です。
私自身の身長と同じ長さの円を画面に現し、その積層はキャンバスと作者の
間を取り払うかの様にし、四角い画面は絵画空間を出現させていきます。
“wit-wit” という名称は、古代ローマ時代の建築家ウィトルウィウスの
『建築論』の記述をもとに、
レオナルド・ダ・ヴィンチが1485〜1490年頃に描いたドローイング
『ウィトルウィウス的人体図』に由来します。
例えば、ゴールを設定した方が人には見えやすいことがあるので、
あることを設定し描いています。(國久真有)


●会期
2018年5月19日(土) ~6月9日(土) 
12:00~19:00
休廊日: 日・月 

レセプションパーティー:5月19日(土) 19:00~


●会場
兵庫県伊丹市中央6丁目1‐33  中本ビル2F
(阪急伊丹駅より徒歩約6分・JR伊丹駅より徒歩約9分)
Tel:072-773-3910