芝田町画廊で開催中の、久保智沙衣 銅版画展に行ってきました。
3年ぶりの個展で、モチーフは髪や腕、掌など身体。


久保智沙衣 銅版画展2018-2


今回は全ての作品がアクアチントです。
一般の来場者からは「これは写真?」という声があるくらいの
デッサン力です。

アクアチントという技法はあまり馴染みないですが、
アクアチントの語源は「水」であり、水彩画のように微妙な濃淡を
表現できるという特徴なんです。

まず銅板に粉末状のグラウンド(防蝕剤)を粗くまき熱して付着させ、
その上に液状のグラウンドで描画する。
これを酸腐蝕させると、描画部は残り、その背景には網目状の防蝕層を
通過した酸によって徴細な点が刻まれる。
グラウンドを除去し凹部にインキをつめプレス機で紙に刷り上げると、
描画部は白く、背景には砂目状の徴妙な黒点が表われる。
普通白く残したい部分から順に描画を重ね腐蝕を繰り返すので、
描かれなかった部分はその度に腐蝕が進み、それを印刷すれば、
砂目状の黒い調子が段階的に深まっていくことになるという
酸腐蝕法です。


久保智沙衣 銅版画展2018-1

久保智沙衣 銅版画展2018-3


会期は、5月29日(火)まで。


久保智沙衣 銅版画展2018-6

※今回もカッティングステッカーを作らせていただきました♪