内藤由樹 展『this is/isn’t mine/yours 2.0』@Nii Fine Arts


光る星を見ている間に、遠い土地で友達が星になった。
そのことをロマンチックに語ってしまう自分。
森で見つけた動物の死骸に、実家の弱った猫を重ね、
どんなおばあちゃんの中にも、自分の祖母を見つける。

山で遭難して死ぬ思いで下山すると、道端で、静かに息を
引き取った蝶と出会った。
死んだのが蝶だったのか私だったのかは、誰かにとっては
どちらでもよかった。その身体の上にそっと、やわらかく土をかけた。

行って帰ってくると新しいものが生まれていた。と同時に、
いつくかのものは消えてしまってた。

祖母の家の、彼女の立っていたお台所で彼女の得意だった煮物を
作るがあの味にはならない。
もう本当に絶対に、二度と触れられないものが増えていく。
まあいいです、しかたない、と、食べる、別に悪くはない美味しさがあった。

焼かれたものの骨を箸で丁寧に拾いながら、いつか私の骨を拾う
もののことを考える。そのものは私のことを好きだろうか。
ねえどんな気持ち?と今ここでは聞けない。せめて拾われている
私の骨がその時嬉しいといいなと思う。

今年こそはきっと、どこにも似ていない森を歩こう。


内藤由樹展-this is:isn’t mine:yours 2.0-



日本でフォトグラファーとして6年活動した後、海外で写真を学ぶため
日本を離れヨーロッパ・アメリカを旅する。
2014年 スペイン人写真キュレーター Alejandro Castelloteの知遇を得て
南米ペルー・リマにある写真センターcentro de la imagenでビジュアル
アートのマスタークラスを受講、2015年 master digreeを取得。
現在はヨーロッパや中国のフォトフェスティバルに参加するなど活動の幅を広げている。
2回目の個展となる今回、写真インスタレーションの展示をいたします。


受賞歴
2013 キヤノン写真新世紀佳作 佐内正史選
   キヤノンフォトグラファーズセッションファイナリスト
 
主な展示
個展
2016年 2月 それらはばらばらに現れなおしつづけている, Sony Imaging Gallery, 東京
2016年 1月 this is/isn’t mine/yours, Nii Fine Arts, 大阪
グループ展
2017年 12月 Lianzou photo festival, 連州、中国 (Sandra Maunac)
2016年 10月 Entropías de la Memoria y el Presente, Gallery EL Ojo Ajeno, リマ、ペルー (Alejandro Castellote)
2016年 9月 Banal/Subversivo, Galería PuNcTuM, メキシコシティ (Juan Antonio Molina)
2016年 7月 nothing then everything, ART OSAKA, 大阪
2015年 8月 Pier de Tierra, Sala Luis Miro Quesada,リマ、ペルー (Alejandro Castellote, Nicolás Tarnawiecki) 
2015年 5月 aterritorial、Gallery EL Ojo Ajeno, リマ、ペルー (Jorge Villacorta, Luz Maria Bedoya) 
2013年 10月 キヤノン写真新世紀受賞者展、東京都写真美術館/大阪アートコートギャラリー
2013年 9月 キヤノンフォトグラファーズセッションファイナリスト展、キヤノン品川、東京
2013年 8月 乱反射、uno lit、岡山

写真集
2013 “being” TIP BOOKS
http://yuki-naito.tumblr.com/



● 会期
2018年6月30日(土)~ 7月15日(日)
11:00 〜 19:00  火・水曜日休廊
 
☆オープニングパーティ 6月30日(土)
17:00~20:00


〒531-0071 大阪市北区中津1-15-37 キタの北ナガヤ101号
Tel: 090-5893-4550