安田早苗 展『種をまく人』@eitoeiko
 

アカツメクサ 安田早苗
   Trifolium pratense, oil on canvas, 22 x 27.3 cm, 2018
    アカツメクサ 油彩 22×27.3cm 2018


*English follows
外来種の移動をテーマに据えた作品を発表いたします。
安田早苗は美術家としてのキャリアを絵画制作からスタートしましたが、
90年代後半からはインスタレーションや当時隆盛しはじめた
リレーショナル・アートの領域の作品を発表していきます。
そして美術がその持ち場である絵画や彫刻といった既存のメディアから
外れていくとき、作家と鑑賞者とのあいだに生じる摩擦こそがアートの
本質と捉え、作品の主体を物質の移動や伝播、あるいは他者との共有や
協働においたプロジェクトを長期的に手がけるようになりました。
本展の母体となる「種をまくプロジェクト」は2001年より開始されました。
プロジェクトは風船につけたハーブの種を大空に拡散するところから始まります。
遠方に落下した風船は、偶然に発見した者が種を育て、作家にその発芽の便りを
しらせることで計画が完了します。そこには賛同の声とともに、外来種としての
危険性を訴える声もありました。
計画は数多の声を聞きながら改変を繰り返し2005年に終了しましたが、
近年、ヒアリなど外来生物の問題が活発になったことを契機に、本展はこの
プロジェクトを再考するとともに、外来種とは何かを植物を中心に問い直します。
本展は国立環境研究所の五箇公一農学博士の講演から始まります。


安田早苗(やすださなえ)
 
1968 滋賀県生まれ
1990 滋賀大学教育学部美術科卒業(鴫剛研究室)
1992~93 Circulo de Bellas Artes de Madridに学ぶ
2001~2005 種をまくプロジェクト 京都、滋賀を中心に開催
2007〜2015 芽が出るプロジェクト 東京・町田市を中心に開催


●会期
2018年9月1日(土)〜9月22日(土)
12:00〜19:00

★「外来生物のなにが悪い?!」五箇公一氏講演と種をまくプロジェクト上映会
9月1日(土) 18:00~20:00  入場料無料 ※要予約

★オープニングパーティー 9月1日(土) 20:00~21:00

★Duenn ライブパフォーマンス
9月15日(土) 16:00開場 16:30分開演
料金1,000円
 

●会場
東京都新宿区矢来町32-2