山﨑史生 個展@イムラアートギャラリー京都


山﨑の制作スタイルは一貫しており、一本の木から掘り出す「一木造り」
技法を用いて像の全身を彫刻した後、水彩絵具で彩色を施しています。
一見すると、異形のもの、と言える山﨑の作品。
虚空を見つめ閑寂さを湛えたような彼らは、この世のあらゆる生命種族を
超越した半神的存在のようでもあります。整ったものも、歪とされるものも
全て受け入れて、肯定的に皆の現前に差し出された立像。
この存在の受け取り方は、その時のあなたの心次第、と、まるで己のあり方を
問われているように感じます。

長い時間をかけ、作家が作家自身とも向き合い完成された立像は、
木彫ならではの温もりを持ち合わせ、純朴な佇まいで、私たちの心に
寄り添ってくれることでしょう。
 
静かな隣人
          
静かな隣人 2019 楠、水彩絵の具
     

午後5時を知らせるチャイムの音が近所の造船所から聞こえくる。
今日も朝からただ造りかけの作品の前に座っていた。また道を見失っている。
悪いクセだが、今の自分には必要な時間だとも思える。
迷い込んだ道の端から顔を覗かせる得体が知れぬ何か、その様なモノを
取り籠んだ時、作品は動き出す。

     山﨑史生



●会期
2019年2月20日(水)~2019年3月6日(水)

 
 
●会場
イムラアートギャラリー京都
京都市左京区丸太町通川端東入東丸太町31
開廊時間 :火曜日〜土曜日 / 12:00〜18:00
休廊日 :日・月・祝祭日
Tel : 075-761-7372