大西伸明 個展『投影と影取Projection/ Extraction』@ギャラリーあしやシューレ


大西伸明 投影と影取


大西伸明は、版画技法を応用した独自の手法によって、ものの本質と見え方を考察し、
現実とそのイメージの関係を作品化しています。
複製とリアルを前提に、その二項の<あわい>にある不確かさを可視化する作業は、
実在を忠実に再現するInfinity Grayから、フェイクとリアルの並置する Lovers Loversへ、
そして型取りされた裏面を鏡面にしたVacuumシリーズへと移行していきます。
本物と見紛う表面とそれを裏切る複数生産可能性の問いかけから、実在しない
表裏に挟まれた極薄の膜まで、版を応用した独自の技法によって、表現の多様性を
深めてきました。

今回、大阪のギャラリーノマルにおいて、同タイトル「投影/影取 Projection/Extraction」展
が、ほぼ同時開催となります。ギャラリーノマルでは「スループリンティング」技法
によって像をスプレーする「投影 Projection」作品を発表いたします。
ギャラリーあしやシューレで3年ぶりの個展となる本展では、ゼロの時点から生み出される
「ヒビ」に焦点をあて、実態のない影を採取した「影取 Extraction」作品を展示いたします。
初の試みとして、天然樹脂の漆を塗布し、「虚」の存在を可視化したオブジェは、
実在の闇の深淵に生々しく近づきます。

会期の最終日4月27日は、平成という30年間を振り返り、時代と美術の関わりと
これからの美術を、出原均(兵庫県立美術館学芸員)とともに語るトークイベントを
開催いたします。
 

●会期
2019年3月30日(土)~4月27日(土)
11:00~17:00
休廊 日・月・祝日


★トークイベント「平成・美術・これから」
出原均(兵庫県立美術館学芸員)×大西伸明
4月27日(土)15:00-16:00 
トーク終了後、ファイナルレセプションを開催


 ●会場
兵庫県芦屋市親王塚町3-11
電話 0797-20-6629
日・月・祝日休廊  ¥無料