竹内紘三 個展 『reattempt』@YOD Gallery


竹内紘三展 -reattempt-


 竹内は大阪芸術大学工芸学科陶芸コースを卒業後、多治見市陶磁器意匠研究所にて、陶という素材と向き合い続けてきた。研究所卒業後の2005年から本格的に作家活動を始めた竹内は、構造に着目するというアカデミックなアプローチを伴う複雑な作品を創り出しており、陶で出来た彼の彫刻は、日本のみならず海外でも認知されつつある。
 本展の「reattempt」、すなわち「再試行」という副題にも、その姿勢が表れていると言える。彼は、本展において改めて、「焼き物」、「磁器」という素材と、自身の技術と意匠で何が表現できるかについて深く考えを巡らせているのだ。オブジェとしての陶作品、器としての陶作品の両方を発表して来た竹内は、ここ数年、「美術、工芸、サブカルチャーなどあらゆるジャンルのボーダーレス化」を実感してきたと語る。「作品に他素材を組みこめば、改めて素材を認識できる。そういった意味では、今までの陶芸ややきものの表現の固定概念に当てはまらないものを作る事が出来るのではないだろうか」。そのように考えながら、竹内は挑戦を続けている。
 本展では、その挑戦の延長として、空間全体を大胆に用いたインスタレーション展示が行われる。「磁器」「焼き物」という言葉から連想される機能美のイメージを覆すような唯美的なオブジェから、儚さ、強さ、美しさなど、様々な感情を呼び起こされることだろう。


●会期
2019年9月21日(土)~ 10月12日(土)
12:00~19:00    休廊:日曜日
 

●会場
大阪市北区西天満4-9-15  第一神明ビル1階
TEL: 06-6364-0775