千崎千恵夫 個展@gallery21yo-j

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「溝」 木、鉄、銅板 2017年 2470×2270×2400mm 


エベレストなど8000メートル級の山々は、地球の中で宇宙に一番近い場といった言い方もあるが、砂漠も又、そのような場だと言えるかもしれない。降雨量が少なく、乾いて砂嵐など異変のないとき以外は、地平と青い空ははっきりと分かれ、夜ともなればその空は一面の星々で埋め尽くされる。一方、照葉樹林帯に位置する我々の住む場は、水分豊富で、時に霞で覆われる。樹々の間からは、生命の成長を感じることが出来、向こう側になにがあるのかさえ分からなくなる。我々が見ることのできる空、そしてその向こうの広大な宇宙と、深い森の樹々の根元で息づく極小の生命の萌芽との関係は、私を接点として上下に相似形をなして広がっている。極大と極小が一つの流れとなって、私を通して位置を持つことになる。その、目で見ることの出来ない、エネルギーとでもゆうべき形は、言葉で表現することが難しい。ここでは、ただ「それ」という言葉にとどめたい。この、様々な姿で現れる形を感じ取る目の背後には、二重写しのように日常と非日常がまざりあう、抽象的な響き合いが存在する。

千崎千恵夫


略歴

1953年 広島県出身
1979年 東京芸術大学美術学部絵画科油絵専攻卒業
1981年 東京芸術大学大学院美術学部絵画科油絵専攻修了

レジデンス、奨学金等
1986~1987年 日仏交流展によりフランス滞在
1987~1988年 ACCのグラントによりNY, PS1 に滞在
1989~1990年 Artist in residence “Kunst station in St Peter”によりドイツに滞在
その他、オーストラリア、タイ等の交流展に参加滞在する。

個展

1979年 小林画廊 東京 - インスタレーション作品
1980年 スルガ大画廊 東京 - 木の枝を使った作品
1981年 駒井画廊 東京 - 木の枝を構成した作品
1981年 田村画廊 東京 - 木の枝を構成した作品
1982年 ASG 名古屋 - “無題” 空間の内と外を繋ぐ為のインスタレーション
1982年 ギャラリーパレルゴン 東京 - 和紙に木炭のドローイングの作品
1982年 ギャラリー玉屋 東京 - 木の枝による立体作品
1982年 TAO  東京表参道-”土“展 民家の内と外を繋ぐ為のインスタレーション
1983年 ルナミ画廊 東京 - ”結ぶ“土、木、ガラス透を使ったインスタレーション
1984年 ギャラリー16京都-木、ガラス、ドローイング等を使ったインスタレーション
1984年 ギャラリー21 東京 - 木、ガラス、ビデオ等を使ったインスタレーション
1984年 ルーフ 東京 - 木とガラスを組み合わせた立体作品
1984年 スクウォターズギャラリー 我孫子 - 民家の庭に穴を掘り室内と外の空間を繋ぐ為のインスタレーション
1985年 ギャラリー21 東京 - 木を使った立体作品
1986年 ギャラリー21 東京 - 木を使った立体作品
1986年 仕事場での展覧会 我孫子 - 仕事場でのインスタレーション
1987年 ギャラリー21 東京 - 木と和紙にドローイングしたものを組み合わせた作品
1988年 かねこアートギャラリー 東京 - 木による小品点
1988年 かねこアートG1 東京 - 木による立体作品の構成作品
1988年 ギャラリー21 東京 - 木と和紙にドローイングの作品
1990年 かねこアートギャラリー - 小品点
1990年 クンストステーシヨン.サンクト.ペーターコロン ドイツ ケルン - アーティスト イン レジデンスのプログラム
1992年 ギャラリー21 東京 - ”方向-ベクトル“ 木、ワックス、鉄等を使った立体、平面作品
1992年 かねこアートギャラリー 東京 - ”人為“ 木、ガラス、ワックス、写真等を使った立体、平面作品
1992年 永井祥子ギャラリー 東京 - “ここではなく、そこ”- Not here ,but there” 鉄、ワックス等を使った立体作品
1994年 永井祥子ギャラリー “Flowing time”  ビデオインスタレーション
1996年 愛知県立美術館 名古屋 - “表面のトポロジ―” 鉄、木、ワックス等を使った立体、平面作品
1999年 かねこアートギャラリー 東京 - ドローイング作品
1999年 秋山画廊 東京 -“面と振動”鉄、木、ワックス、種子等を使った立体作品
2002年 かねこアートギャラリー 東京 - 写真に松葉のコラージュ作品
2004年 ギャラリー21+葉 東京 - 木、ガラス等を使った立体作品とドローイング
2008年 秋山画廊 東京 - ”内部の外“ 木による立体のインスタレーション作品
2011年 秋山画廊 東京 - “薄い表面の奥”ワックス、木、銅版等を使ったインスタレーション作品
2013年 秋山画廊 東京 - “おのずからあるもの”ワックス、木、銅版等を使ったインスタレーション作品
2014年 ギャラリー21+yo  - „赤い内部を持つ形“ 木、鉄、銅版                            
2017年  ギヤラリー21yo-j - 立体作品、及び写真と松葉のコラージュ作品

    
グル―プ展

1979年 Video 東京芸術大学油画科演習室 - ヴィデオパフォーマンス
1980年   UENO’80 東京芸術大学学生会館展示室-ロープを使ったインスタレーション
1980年 東京芸術大学学生会館展示室 - 木の枝を削った作品
1981年 船橋西武美術館 千葉 - 木の枝を削った作品
1981年 東京芸術大学構内 - 野外作品
1982年   “Three at Tokyo”クッカーカレッジ ソウスカロライナ USA - 木の枝を使った野外作品
1983年   “JAPAN ART FESTIVAL” ラス美術館 ジュネーブ - 枝、和紙にドローイングを組み合わせたインスタレーション
1983年 神奈川県立県民ホール 横浜-樹と映像を組み合わせたインスタレーション
1983年   “I O KOMETE” ルナミ画廊 東京 - 木による箱の作品
1984年   “MEMORI” Plan B 東京 - 舞踏とのコラボレーション
1985年   “CONTINUUM’85” PRE-EXHIBITION かわさきIBM市民文化ギャラリー川崎 - 木の箱を出品
1985年   “臨界芸術‘85年の位相” 村松画廊 東京 - 木を使った立体作品
1985年   “幻境只遊離姿-ドローイング展”ギャラリー21 東京 - 木と和紙を組み合わせた作品
1985年  “CONTINUUM’85”ピナコテカ ギャラリーメルボルン-木によるインスタレーション
1986年 ギャラリーK  東京 - 3つの箱を組み合わせた立体作品
1986年 西村画廊 東京 - 木の箱、ドローイングを組み合わせた作品
1987年   “JAPON ART  VIVANT”ブイイエシャリテセンター マルセイユ - 木の枝によるインスタレーション
1987年   “JAPON ART VIVANT”ヴィレーネールブダスク近代美術館 リール - 木の枝インスタレーション
1987年 東京芸術大学所蔵油画.工芸展 日本橋三越 東京 - 大橋賞受賞作品を集た展覧会
1988年   “3人のドローイング‘88“ かねこアートギャラリー 東京 - 小品展
1988年   “New Year New Arts’88” モリス画廊 東京 - 木による小品を出品 
1988年   “環境アートプロジェクト’88” 錦川 錦帯橋 岩国 - “対峙の場”錦帯橋の河原でのインスタレーション
1988年   “平行芸術展-しげるものたち”小原流会館 東京 - 立体とドローイング
1988年   “仮想のモニュメント”かねこアートギャラリー 東京 - プランニング作品
1989年  P.S.1 studio artist show  NY  - 木とガラスによるインスタレーション
1990年   “作法の遊戯‘90年春.美術の現在”水戸芸術館 水戸 - ショベルカーと木の枝を組み合わせたインスタレーション
1990年   “Three at Tokyo“ ヘット アポロハウス アイントホーフエン - 木の枝によるインスタレーション
1991年   “あるサラリーマン.コレクションの軌跡” 周南市美術博物館 山口 - 木による立体作品
1993年   “表現としての場“ 広島市現代美術館 広島 - ”方向-ベクトル“美術館の建物と木の枝を組み合わせたインスタレーション
1993年   “6コンテンポラリー.アーツ” 永井祥子ギャラリー 東京 - 小品展
1993年   “ビヨンド.ザ.ボーダー 日本.タイ現代美術展” タイ - 木の枝によるインスタレーション
1994年   “線について” 板橋区立美術館 東京 - 写真に松葉のコラージュ作品
1995年   “ヒロシマの美術” 広島市現代美術館 広島 - “地平1945”美術館より委託された鉄とワックスによる立体作品
1996年   “2D,3D?たて よこ たかさ” 山梨県立美術館 山梨 - 建物と枝を組み合わせたインスタレーション
1999年   “脱現代美術の教育論” 板橋区立美術館“ 板橋 - ワックスを使った平面作品の再出品
2002年   “洋画のいろいろ” 板橋区立美術館 板橋 - 所蔵作品による出品
2004年   “支持体について” ギャラリーSOL 東京 - 木と紙による立体作品
2005年   “グローバル.プレイヤーズ 日本とドイツの現代アーティスト展“バンク.アート.ギャラリー 横浜 木、本、その他の素材によるインスタレーション
2006年   “グローバル.プレイヤーズ 日本とドイツの現代アーティスト展”ルードリッヒ.フォーラム アーヘン - 木、本、 その他の素材によるインスタレーション
2007年   “劉旭光による榎倉康二ドキュメンタリー野ために集められた小品展” -スペース23゜C 東京 - 写真に松葉のドローイングを出品
2009年   “東京.ベルリン コミニュケーションアート展” HIGURE17-15CAS 東京 - 写真に松葉のコラージュ作品2点
2009年   “アートプロジェクト鎌倉巡空” 浄智寺離れ 鎌倉 - 木、銅版、茶葉等によるインスタレーション
2010年 “東京.ベルリン コミニュケーションアート展”Freies Museumベルリン - 写真に松葉野コラージュ作品点
2010年   “美術の地上戦 オーバートォーン”横浜県民ホールギャラリー 横浜- 鉄、木、ワックス、等による立体作品のインスタレーション
2011年   “松戸の美術100年史” 松戸 - 写真に松葉のドローイング、大理石、FRP,木、和紙等による立体作品の展示
2012年   “アートプログラム青梅 存在を超えて” BOX KI-OKU 青梅 - 鉄銅版、木、等によるインスタレーション
2016年 “表現は表面から”千崎 千恵夫、松井 紫朗、二人展。 東京画廊BTAP  
2018年  “ART in PARK HOTEL TOKYO 2018 ” 写真に松葉のコラージュ作品、立体           
2019年 “ART  NOMADO ON THE GRID” ART CORE ロサンゼルス、 写真に松葉のコラージュ作品、木によるレリーフ作品


●会期
2019年11月7日~11月24日
13:00~18:00


●会場 
〒158-0082
東京都世田谷区等々力6-24-11
TEL:03-3703-7498