沖見かれん・小山維子 『correspondances』@GURA STUDIO/GALLERY

沖見かれん・小山維子 correspondances


展示タイトル「コレスポンダンス(correspondances)」とは複数の物や事や人が互いに応えあっている状態や異なるもの同士のあいだに生じる調和的な関係を意味するフランス語。例えば「往復書簡」を指す場合もあれば、色や音、香りといった諸々の感覚が詩人の身体という場で響きあい、ある観念ないしは記憶を想起させるという現象を指し、「照応」と訳されることもある。
沖見と小山は数か月前より頻繁にメッセージを送りあい、制作に際して参照している写真や映像、メモ、スタジオで聴いている音楽、描いている途中の絵の様子などを共有しながら展示の準備をしてきた。そうして生まれた二人の新作が過去作とともに並ぶ本展は、観者のなかで絵と絵が呼び掛けあい、両者のうちに潜在的にあった共通の感覚が発見される場、あるいは反対に両者の感覚の「ずれ」とともに、複数の物の見方や思考の器となりながらも何にも還元されない絵画の余剰性が開示される場になるのではないか。

本展はGURA STUDIOがアーティストランスペースとしてGURA STUDIO/GALLERYをオープンして初めての企画展となります。美術史家の吉村真が企画協力しており、会期中に画家・松浦寿夫と吉村による対談「照応とずれ」も開催いたします。


沖見かれん(おきみかれん)
1991年和歌山出身。
京都市立芸術大学大学院美術研究科修士課程絵画専攻在籍。遠心的な力と速度をともなって拡散するストロークや一本の水平軸から上下対照に広がるデカルコマニーの構造を用いて、通り過ぎる風景の内側に引き込まれるような感覚を見る者に与える。主な個展に「水平線について」(ORIE ART GALLERY、東京、2020年)、「投射」(アートスペース虹、京都、2017年)主なグループ展に「一の字 Vertical&Horizontal art exhibition」(ORIE ART GALLERY、東京、2019年)など。2016年琳派400年記念新鋭選抜展にてゲーテ・インスティトゥート・ヴィラ鴨川国際交流賞受賞している。

小山維子(おやまゆきこ)
1993年宮城県出身。
2015年多摩美術大学美術学部絵画学科油画専攻卒。現在は神奈川県に制作拠点を置き関東中心に活動している。四角い支持体の縁を確かめつつ、そこに隙間やたわみを生じさせる線を引き、無意志的記憶の微細な襞を画面に折り込んでいく。主な個展に「キッチン/カウンター」(gallery  TURNAROUND、宮城、2020年)「トオク」(ひかりのうま、東京、2018年)主なグループ展に「腕の向き、膝の位置」(gallery TOWED、東京、2019年)、「Identity XIV - curated by Mizuki Endo -水平線効果-(nca|nichido contemporary art、東京、2018年)などがある。


●会期
2021年2月5日(金)〜2月14日(日) の金・土・日のみ
12:00〜19:00
予約制| gura.studio@gmail.com 名前、日付、人数、電話番号を記入
●イベント
松浦寿夫(画家、武蔵野美術大学教授)× 吉村真(美術史家)対談
     「照応とずれ 」
                 2月13日(土)15:00-
      参加費:1,000円 定員10人 
      要予約: gura.studio@gmail.com 名前、日付、人数、電話番号を記入


●会場 
GURA STUDIO / GALLERY
〒612-8082 京都府京都市伏見区両替町15丁目141
近鉄京都線伏見駅より徒歩5分。近鉄・京阪丹波橋駅より徒歩10分。